しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

色分けされてゆく世界

おおまかにロシア側/ウクライナ・NATO側という区別で塗り分けてみた。 先日話題になった「感謝動画」にはエジプトも含まれているらしいが、エジプトからウクライナにどういった支援が実施されているのかよくわからなかったので色は付けていない。 東西陣営…

サイズアウト・メモリーズ

新生児用のオムツが1パック余りそうだからもらってくれないか、と妹から連絡がきた。妹の第三子は、わたしのところの子どもの2週前に生まれた。手元の新生児用オムツは体重5kgまでである。断った。うちも、新生児用のオムツを使い切れるかギリギリのレース…

背中スイッチとダンス

「背中スイッチ」ということばがある。誰が発明したことばか知らないけれど、臨床的な強度を持ったことばだとおもう。体験に裏打ちされていて、無駄が無く、ユーモアがある。「背中スイッチ」と日々戦うひとは、この単語を見るだけでその辞書的な定義だけで…

首よ座れ

新生児は首が座っていない。知識としては知っていたけれど、実際に子育てが始まるとなんとも言いようのない驚きを指先や手首に感じている。 首が座っていないのに、首を動かそうとする。何よりこのことに驚いた。座っていないなら安静にしてくれていれば良い…

遠すぎた乳首

新生児と1ヶ月過ごしていて印象深いことの一つに、かれの身体の動きの多くが「反射」によって支配されていることがある。 上記のサイトに多くの「原始反射」が載っている。このうち、「手掌把握反射」「モロー反射」「口唇吸啜反射」は、日常の育児のなかで…

そのとき何歳? 災害・年齢相関早見表

大学で講義するとき、受講する大学生が何歳のときに各災害が起きたかわからなくなってくる。たとえば、今年20才の大学2回生だと、東日本大震災のとき9才。 この「当時何歳だったか」という感覚は、災害伝承を考える際にも重要であると思う。 というわけで、…

父親であろうとすることの「簡単さ」

こどもが産まれた日、じぶんは父親になったんだな、良い父親でありたいな、とおもった。ただ同時に、父親であろうとすることはとてもラクで、スムーズで、簡単なのだな、とも気づいた。この「簡単さ」はあやういと思った。 「父親であること」を「父親として…

不安と安心

こどもの表情や雰囲気を観察している。 生後2週くらいまで、大きく分けると「不快」「不安」「無」の3種類の表情を見せていた。「不快」は空腹時やお腹が張っているときなど、「不安」はベッドにひとりで寝かされて親が見当たらないときなど。 不快と不安の…