しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

書くことの格率

じぶんが時代にほとんどついて行けていない、という感触がある。 ここでの「ついて行けていない」というのは、最新のニュースがわからないとか、先端的な流行が理解できないとか、目新しい考え方に慣れないといったことではない。おそらくそうした流行にぴり…

為してないことばを使わない

さいきんの書くことの格率。実際に為していない行為のことばを使わないこと。たとえば「紡ぐ」ということばがある。しばしば「ことばを紡ぐ」「物語を紡ぐ」といった表現が使われる。しかしわたしは本当に糸を紡いだことがない。つまり、カイコの繭や、木綿…