しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

役に立ちたい、の危うさ

現在の職場に研究員として就職してから、2回、災害対応の現地派遣に参加した。 1度目は工場の重油流出があった佐賀県、2度目は今回の台風19号の被災地。 現地派遣に実際に組み込まれて、ほんとうにいろいろなことを考えた。 ここまで真剣にものを考えたの…

被災地から出るときの

先週、3日間、台風19号の被災地に入っていた。被災地という言い方にはいろいろと抵抗を感じるのだけれど、ともかく被災地と呼ぶほかない。そこから神戸に帰ったとき、自分のこころが独特の刺々しさを帯びていることに気づいた。ささくれているというか、誰か…

「遠いい」

さいきん、関西圏で、「遠い」と言うとき「トオイイ」と語尾のイを重ねて発音する例をたまに聞く。若い人に多い気がする。ある地域で昔から言われていた方言の一種でありそれが広がっているのか、それとも最近になって発生した新しい言い方なのか知らない。…

「逃げ遅れたのか、取り残されたのか、逃げる途中だったのか。」

3月11日は沿岸部に大きな被害がありましたが、4月7日の余震で、内陸にも被害がありました。私の自宅では、台所の食器棚が全部倒れました。私は寝室にいて、立っていられる四つん這いになって逃げたのですが、そのあとに寝室のタンスが倒れ、下敷きにならずに…

これ以上かっこいい名前の研究室は無さそう

かっこよすぎでしょう?