しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

神戸港150周年「世界一のクリスマスツリー」プロジェクトへの疑問

主にtogetter経由で知ったのだけれど、「世界一のクリスマスツリー」というプロジェクトが富山と神戸で進んでいるらしい。 詳細は上記、神戸新聞の記事とtogetterまとめで把握されたい。プラントハンターの西畠某氏が「世界一のクリスマスツリー」プロジェク…

本があることの至福(『語るボルヘス』)

「私は今でも目が見えるようなふりをして、本を買い込み、家じゅうを本で埋め尽くしています。先だっても、1966年版のブロックハウスの百科事典を贈り物にいただきました。家の中にその百科事典のあることがはっきりと感じとれ、私は一種の至福感にひた…

頭を下げるということ。

さいきん、頭を下げること、を覚えた。 そう大げさなことがあったわけではない。お世話になったひと、なっているひと、これからお世話になるかもしれないひと。そのようなひとに対して、感謝をこめて、素直に、強引なかんじを帯びず、ただ頭を深く下げて一礼…

被害者をだまらせる技法・再 山口放送「奥底の悲しみ」演出・クレジット非表示問題

若手女性研究者による戦時性暴力の論文が、山口放送のドキュメンタリー番組に利用されたものの、研究者の氏名が番組にクレジットされず、さらに番組の独自取材であるかのように演出されている、という問題。研究者(山本氏)は番組ディレクターに著者名/論…

FF7シナリオ再考: ジェノバの存在がどうしても浮く

以下は妄想です。 結論を先に書いておくと、FF7のシナリオは(1)「〈古代種/ライフストリーム/エアリス〉対〈魔晄/環境破壊/神羅〉の戦い」を基盤とした設定・シナリオ原案と、(2)「神羅カンパニーのエースだったセフィロスが自分の出自を求めてジ…

声について

声とはなんだろうか、とおもう。 心地よい声、耳障りな声、というものがある。 耳障りな、好きではないタイプの声だからといって、その声の持ち主のことが常にきらいになるということはない。好きな声の持ち主のことがそのままで大好きになるとは限らないけ…