いつも使っている駅が近頃天井からの漏水に悩んでいる。地下駅なので、雨が降ると地下水が浸み出すようだ。
漏水はこの駅の老朽化によるものであろうけれど、そもそも地下鉄は常に溜まる地下水をどうしているのか。検索すると次のような回答があった。
自然に溜まるような構造にしておき、一定水位になるとポンプで下水道へ排水するとのこと。うまく考えられているのだなと思った。
先日、中国の豪雨災害で地下鉄車内に水が入る映像がニュースで流れたが、これもポンプの排水能力を大きく超える雨水が流入したということだろう。
裏を返せば、ポンプと電気が常時機能しているからこそ地下鉄は水没せずに済んでいるわけで、脆弱な構造でもある。
電気が全部止まってしまったら、何ヶ月くらいでこの地下路線と駅は水没してしまうのだろうか。それを想像するのは少し楽しい。その後、未来人たちは都市の地下に不可解な水路が張り巡らされていることに困惑するだろう。