狂犬病の予防接種のために東神戸病院(神戸市東灘区)に行ったら、なつかしいものを見つけた。
あまりうまく写真を撮れていないけれど、これは新規外来者が問診用紙に記入する机です。
んで、そこに置かれてた鉛筆。
これ、1995年の震災のとき、インドから救援物資として贈られた鉛筆なのじゃないかと思います。
全く同じものを自分も小学校で貰って使っていました。日本の鉛筆に比べて、芯も材木もあまり質が良くないのです。でも、なんだかありがたいなーと感じてた記憶があります。「インドのえんぴつ」「インドのえんぴつ」とみんな言っていたような。
インドのひとにも気にしてもらっとーねんなーという感覚を子供心に持てたのは、きっと何か意味があった。だれだか存じ上げませんが、鉛筆送ってくれたインドのひと、ありがとう。
さてその鉛筆がなぜ東神戸病院にあったのか。これが1995年当時のものか、確定はできない。しかし病院スタッフがインドからの観光旅行のお土産でこの鉛筆をわざわざ買って帰るということも考えにくい。
東神戸病院にも当時この鉛筆が直接配布されていて、いまもその在庫を使っているのではないか。あるいは、看護師さんの子供さんが貰って使っていなかったのを持ってきたのか。
1995年当時のものと断定はできないけれど、もしそうだったなら、このインドえんぴつは小さな「震災遺構」と呼んでいいかもしれないとおもった。