しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

2016-07-05から1日間の記事一覧

R. J. リフトンから見たエリー・ヴィーゼル

エリー・ヴィーゼルが死んだ。わたしが修論で扱い、いまも折にふれて思考のベースにしているリフトンが、エリー・ヴィーゼルについて自伝で少し触れている。その箇所をざっと訳してみた。 わたしの心のなかで、かれは全てのホロコースト研究と結びついている…

洗濯について、その他

パンツとか肌着とか靴下とかタオルとか、なんだかごちゃごちゃくちゃくちゃしたものをまとめて洗濯して、干して、空っぽになった洗濯機にあらためてお気に入りのシャツだけを2、3枚入れて洗濯するのが、好きであるなとおもった。水がもったいない。 わたし…

現実の隣の隣

現実とは何か、ということが、わかっているようで、わからない。 そもそも、「現実」ということばを知っているということは、「現実でないもの」との対比において現実を知っているということである。現実でないものとは、夢とか、妄想とか、理念とか、勘違い…