しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

グランフロント大阪というところに行った

 事情があって、グランフロント大阪というところへ行った。梅田ヨドバシの裏手にある。すごくぴかぴかてらてらしていた。ガラス! ガラス! ガラス! 高い吹き抜け。

 

 待ち合わせまで少し時間があったので、1階のカフェでホットドッグとアップルジュースを頼んだ。カウンターのおねーさんが、透明なプラスチック容器に氷をドコドコっと入れて、紙パックのりんごジュースを注いでくれた。あっそれ阪急オアシスとかコープさんとかで売ってるりんごジュースですよね。

 

 まあよい。ここは…ここは、なんかそういう雰囲気に浸る場所なのだ。わかりますか? わかりますよね? あの雰囲気です。座ってみると、目に入るあらゆるものがシンボルだった。全てのアイテムにメッセージが込められていて、わたしが座るとわたしは主人公になっていた。同時に、周囲の人間にとっての脇役でもあった。すごい。なにかドラマが始まりそうなかんじがある。

 

 しかし、このままここに座っていたら、しゃべり方がどんどん村上春樹小説っぽくなってゆくのでは・・・? 

 ここでMacbookAirを開いたら、さすがに負けでは・・・?

 もしわたしがテロリストなら、真っ先にここを襲うのでは・・・?

 ホットドッグの作り方、けっこう雑では・・・?

 

 ぎもんは尽きなかった。その後のミーティングはうまくいった。