しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

学会で発表賞をいただきました

先週土曜日の災害情報学会・若手研究発表大会で会長賞をいただきました。

発表題目は以下です。

  • 高原耕平「判断は実在するのか 避難研究の多角化のために」

聴講、コメントいただいた皆様、これまで研究活動を支えてくださった皆様にお礼申し上げます。津波や水害時の「避難」の研究は情報のインプット・判断・行動という素朴なモデルを前提として良いのか、むしろ物語論の立場から避難研究を考えるべきではないか、という筋でお話しました。

 なお勤め先の「人と防災未来センター」からは特別研究調査員の福本晋悟さんも同賞を受賞で、同じ部署から2名の受賞となりました。福本さんは現役のTV/ラジオアナウンサーでありつつ、昨年度末に関西大学大学院博士前期課程を社会人修了されています。多忙な中で丁寧に積み重ねられた研究成果を発表され、今回の受賞に帰結しました(職場内の研究会などで途中成果をお聞きする機会がよくありましたが、誠実な研究だと感じます)