しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

拒む

災害に関連する「作品」に対する瞬発的な拒絶感のようなものがある。とりわけ、壁画、オペラ、合唱といった大掛かりなモノに対する否定的感覚がある。

食わず嫌いというのか、中身を十分に検分しないまま、受け入れることを拒絶している。生理的な、という言い方がしっくりくる。きっとよく見れば素晴らしい作品であったり、そうでなかったりするのだろう。巨大であるだけの作品もあれば、巨大であることで真に成立する作品もあるだろう。それは見なければならないはずだけれど、その前に拒絶してしまう。

なぜなのだろうとおもう。