しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

五つ玉のそろばん

おばあちゃんの部屋を整理していたら、すごいものが出てきた。

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大きな算盤。玉が下側に5つ付いている。自分が小学校で習ったのは4つバージョンだった。子どものころにも同じ算盤を手にとった記憶がある。

 

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裏の書き込みを見てびっくりする。

「明治四十年十月求之」(これをもとめる、かな?)とある。祖父の兄が生まれたのが明治45年なので、さらにその5年前ということになる。

旅館自体は20年以上前に閉じてしまったのだけれど、この算盤は我が家の来歴の一端を伝えるものとして大切にしよう。

 

他にも昭和26年交付の、おばあちゃんの調理師免許(「兵庫縣知事認定」みたいな表記がある)もあった。これも紹介したいのだけれど、おばあちゃんの若いころの写真が貼ってあるのでちょっと遠慮する。