しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

無題ン

千年単位で人類の文明史を眺めてみると、夜の威力を漸減させてゆく過程だったというほかない。文明は睡眠時間を減らすことに一致団結してきた。そうして不幸不健康になっていった。最初からみんなで不幸になろう破綻しようという決意を固めてスタートを切ったのであるかのような。なら、なぜ、個別の人生において幸福を目指すのが当然という顔をするのか。