しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『家庭科』に1ページ論説を寄稿しました。

全国家庭科教育協会の機関誌『家庭科』令和2年1月号に、「災害に備える」という特集で自分の職場の研究員4名が1ページずつの論説を掲載しています。 河田滋人「防災教育の難しさと可能性」 木作尚子「避難所での生活をイメージしてみる」 高原耕平「災害とは…

宮崎駿と「薄ら寒さ」

宮崎駿の『雑想ノート』を小学5年生ぐらいのとき自分で買って読んだ。その巻末に宮崎へのインタビューが掲載されている。そのなかで、「『安松丸物語』を描いていたとき、どことなく薄ら寒かった」といったことを宮崎が述べている(記憶をもとに引いているの…

Tochka Nisshi

じぶんが思っている以上に、こんかいの感染症拡大は世のひとびとを分断しているのだろう。 すぐに「リモートワーク」に切り替えられる職場のひとと、仕事の性質上それが不可能なひと。 飲食や遊行や旅行を「自粛」で我慢しなきゃと感じるひとと、それらのサ…

Tochka Nisshi

安物のウェブカメラが届く。マイクも内蔵されている。常用しているデスクトップPCにつなげる。これでZoom会議のたびにMacbookを開かなくて済む。だが試してみると、妙に雑音が交じるらしい。カメラ機能そのものは必要十分なのだけれど、内蔵マイクはやはり安…

Tochka Nisshi

先輩研究員が出した避難所感染拡大レポートが好評で、読売新聞、朝日新聞、NHKに取り上げられている。よかった。 *** 起きる。窓を開ける。ゴミをまとめる。洗面所の排水溝を掃除する。ゴミを出す。ポストに郵便が届いている。李静和先生からのご献本だっ…

Tochka Nisshi

片付ける場所がそろそろ無くなってきた。 トーチカ生活が始まっておよそ1ヶ月になる。出勤しない、週に2,3度の食料品買い物の他はできるだけ部屋から出ないということで、自宅を少しでも快適にしようという方向に体が差し向けられる。1年前に引っ越してち…

Tochka Nisshi

まちを出歩くひとの数が少しずつ増えている気がする。そりゃそうなるよなぁとおもう。 以下は印象論に過ぎないけれど、この国では有権者も政治リーダーも科学的な対応ということを一般的に好まないのではなかろうか。ここで言う科学的な対応とは、「Aをした…

続刊を待っているコミック

個人的に続刊を待っているコミックをならべてみる。 鉄板 ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス) 作者:九井 諒子 発売日: 2019/09/14 メディア: コミック もはや「ファンタジー+食」というジャンルすら拓いてしまった感がある。 宝石の国(10) (アフタヌーンK…

Tochka Nisshi

注文していた棚が届く。組み立てる。机の横に置く。机の周りがだいぶ整理されて広くなる。うれしい。 買い物のために外に出ると、歩き方がよくわからなくなる。身体動作としての「歩行」はできているのだけれど、街を歩いているということ自体に奇妙さを感じ…

Tochka Nisshi

48時間で外出15分。だんだんゲームみたいになっている。 混んでいる時間帯を避けようと思い、少し遅くにスーパーに行ったら、こんごは20時で閉店という掲示が入り口に出ていて回れ右した。コンビニも朝6時から午前1時までの営業だという。社会がどんどん縮こ…

Tochka Nisshi

新しい論文の結論部分を書き始める。ちょっとゴリゴリに書きすぎかなぁとおもう。 共著論文の査読結果が返ってくる。 読んだもの: 続・対話の場をデザインする -安全な社会をつくるために必要なこと 作者:八木絵香 発売日: 2019/04/22 メディア: 単行本(ソ…