しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

月給というもの

月給の額が決まりました、とA4の紙をいただいた。

恥ずかしながら、この年齢になって初めて月給というものを受け取ることになった。なんだかむず痒いかんじがある。

 

紙にはX級YY号給、Z万Z千円と記されている。

なぜX級YY号給なのかはわからない。たぶん聞けば根拠をきちんと教えていただけるのだろう。また、X級YY号がなぜZ万Z千円になるのかもわからない。これも、聞けば根拠を教えていただけるのだろう。聞いて納得してもしなくても諭吉さんは諭吉さんなので(そのうち栄ちゃんになるそうな)、いいとおもう。そういうものなのだろう。

 

ただ、YY号給でなく、仮にYY+2号給であっても、YY−2号給であったとしても、「そういうものなんだな」と思っていたのだろう。そしてどんな金額であっても、あとちょっとだけ高ければちょっとだけうれしいな、と思ったであろう。3倍や4倍になってはいけない。あとちょっとだけ高ければちょっとだけうれしい。どっちみちそうおもう。そういうものなのだろう。