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なぜ就活と卒論が切り離されているのか。

 なぜ、卒論など書かねばならないのか。

 

 大卒者を採用する企業は、学生の卒論を吟味して採用を決めればよいのに、とおもう。理工系はそういったところもあるのだろうか。少なくとも文系では聞いたことがない。現状の制度では、新卒者の内定決定は卒論執筆より前だから、むずかしい。面接でちょっと話すくらいだろうか。

 

 こんな企業があってはいけないだろうか。採用希望者は、履歴書、エントリーシートに加えて、自分の卒論をその企業に送付する。採用担当者は、選考過程のどこかの段階で、提出された卒論を熟読する。良い論文なら、次の選考過程に進ませる。

 

 担当者は必ずしも提出された論文と共通する専門性を持っていなくてもよい。専門が違っても、執筆者が四年間真面目に勉強してきたか、どんな関心を持っているか、自社に適性ががあるか、といったことは読み取ることができる。

 

 この方法の欠点は、採用が大学卒業後になることである。この企業に入社したい学生は、大学を出てからこの企業に採用されるまでの期間、別の収入源を探さねばならない。この企業は、在学中に内定する他企業に優秀な学生を先に取られてしまう恐れがある。ただしどの企業もこの方式を用いればこの問題は消滅する。

 

 そんなうまくはいかないだろう。夢想です。ただ、大卒者を採用するけれど卒論はたいして読まない、というのは、いったいどういうことなのだろうと思う。企業が(とくに文系でも)卒論をちゃんと読むようになれば、卒論の執筆も、すこしはしんどさが軽減されるのではなかろうか。いや、逆にもっとしんどくなるだろうか。

 

 (実は就活のことほとんど知らずに書いたので、いやいや当社では選考に卒論重視してますよ、みたいな話があったら、教えていただけるとさいわいです)