しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片を毎日1000字くらいで書く。

いま読んでる本から:『無意識の発見(上)』

メスメルが自分で書いたものを読むと、メスメルは抑鬱期に入っていた。メスメルはそもそも真理を発見することなど絶望だとして、森を歩いては樹木に語りかけている。三ヶ月もの間、言葉を一切使わずにものを考えることをやってみている。しかしゆっくりながらメスメルは心の安らぎと自信を取り戻し、また世界が全く別のようにみえてきた。そうなるとおのれの偉大な発見を世に知らせることこそわが使命である気がしてくるのだった。メスメルはパリに向かって旅立った。パリ到着は1778年2月である。(70頁)

 

 言葉を使わずにものを考える。三ヶ月間。そんなことできるんや。樹に語りかけるのも、本気なら、すごい。