しずかなアンテナ

哲学の瓦礫片のための場所。

『風の谷のナウシカ』が長期連載化したら

大海嘯・オーマ編(1-7巻) クシャナのトルメキア再興編(8-13巻) チクク修行編(14-16巻) アスベル流浪編(17巻) 蟲使い13支族最強戦士トーナメント編(18-25巻) ラピュタ島封印編(26-29巻) クロトワ覚醒編(27-30巻) チヤルカ料理対決編(31-45巻) アスベルの息子…

奄美へ行った

大学院時代に旅行記を2回書いている。 Trip to Toronto(2期生高原さんの独占ルポ) | 大阪大学 未来共生イノベーター博士課程プログラム From: T(2期生「海外インターンシップ」@タイ) | 大阪大学 未来共生イノベーター博士課程プログラム その後も小さ…

石を投げる・投げられる: ズンズンギィー雑考

メモとして: 上のまとめがあって、それを受けて下のまとめができたという流れ。 2つ続けて読むと、複雑な気持ちになる。 多くのひとは、石を投げる。石をぶつける相手を探している。誰に石を投げるか・投げないかを決めるのはまさしく自分だとおもっている…

連れてゆかれる

高速神戸駅から十三駅まで車内でうとうととしていた。電車に乗るというのは不思議な体験であるとおもう。それは「連れてゆかれる」という体験である。 わたしたちは日常、列車に乗ってA駅からZ駅まで〈行く〉と言う。けれども列車の車内で何か〈行く〉ことの…

米原幻想

「京都方面・米原行き」という新快速を見ると、米原という見知らぬ地名のことが気になる。子供のころからそうだった。いつからか、終点駅米原のイメージがわたしの中に少しずつかたちづくられていた。 米原はどこにあるのだろう。すくなくとも京都のもっと向…

海底古細菌とウイルス

先日、東北のある場所でひとりで原稿を書いていたとき、品の良い初老の女性と、小学校低学年らしき男の子が隣席に座った。二人は祖母と孫らしかった。なんとなく会話を聞いていると、男の子がたいそう聡明であることが自然と伝わってきた。賢しらなことを言…

東北へのチューン

先週、個人的な旅行で宮城県を歩き回って、きょうまた学会で仙台に来ている。きょうの仙台は関西に比べるとかなり涼しい。帰りたくない。先週の旅行と今日の学会ではっきりと自覚したことがある。それは、東北の「被災地」に対して自分のアンテナの周波数の…

公共的芸術活動のための事前チェックシート

展示内容および企画の意図が、 日本国民の心を踏みにじっていない ☑はい □いいえ 正しい歴史観に基づいている ☑はい □いいえ 捏造された過去の歴史を蒸し返さず、未来志向である ☑はい □いいえ 政権与党の政策や立場を「理解」している ☑はい □いいえ 国民の…

特別な皮

世の中には膨大なる種類の皮がある。 皮は剥いたり、めくれたり、はがれたり、余ったり、傷ついたりする。 他の言語ではわからないけれど、日本語の「かわ」はすべての「かわ」を意味していて、その範囲は広い。桃の皮も大根の皮もスイカの皮も皮である。動…

絶句

昼間、このエントリを拝読して言葉を失った。 自分自身が授業料減免制度を利用してきたし、後輩たちもおそらく利用しているからだ。 じぶんは大阪大学で院生をしていた5年間、前期課程2年間と後期課程1年目は半額免除、後期課程の2-3年目は全額免除していた…

伊勢湾台風記録映画を観なおしてみる

現代の視点から見ていると、いろいろな発見があっておもしろい。 いくつか挙げてみる。 服もけっこうラフ 名古屋市災害対策本部の記者会見の様子。ロウソクが使われている。 遺体安置所の様子。安置所というか、露天にそのまま並べられている。生存者が家族…

防空と防災

古い国会議事録をネットで漁っていたら面白い表現が出てきたのでメモしておく。 ○林田正治君 只今上程になりました特別都市計畫法案委員會の審議の經過竝に結果に付て御報告申上げます、尚ほ其の詳細は速記録に讓ることに致したいと存じます、本案の委員會は…

三宮の事故のことを思い出す

京都の放火事件の翌日、鳥取に出張に行った。行きの列車が予定より遅れたりして、同僚とわちゃわちゃしながら行った。楽しかった。そうして帰りの「スーパーはくと」の車内で、放火事件のことをすこしだけいろいろ考えていた。そのスタジオの作品はほとんど…

思い出すことなど

「記憶」とは何なのだろうということを、あらためて考えている。 記憶の心理学や脳科学はさまざまに研究されている。それらは「記憶」を完全には解明していないけれど、ある程度のことははっきりとしてきたし、この方面の研究では今後数十年のうちにさらに大…

けっきょく避難勧告・指示とは何なんだろう

今般の豪雨で、しばしば「避難情報を待たずに自分で判断して避難を」というメッセージが発せられた。しかしそうすると、避難勧告や避難指示とは何なのだろう。 避難勧告の発信が高い可能性で予測されている。その勧告は受信者に避難という行為を促す。ところ…

フィールドノーツを書くのはむずかしい

研究会の発表原稿を書いていて、そのために1-2年前のフィールドノーツを読み返している。フィールドノーツとは現場調査で自分が見聞きしたことをまとめたもので、研究の基礎資料となる。その場で起きていたこと、交わした会話、発見したことなどをノート…

おじいちゃんは人を撃ったのか

わたしには母方の「おじいちゃん」が二人いる。祖父と、祖父の兄である。後者の「大きいおじいちゃん」は徴兵されて兵隊に行っていた。そのことを生前に当人に直接聞くことはなかったが、わたしは、おばあちゃん(かれの奥さん)と、母(かれの姪)からよく…

最高瞬間視聴率

「最高瞬間視聴率」というものは、不思議な数字だとおもう。とくに放映の展開が予測できないスポーツの生中継の場合、もっとも劇的なシーンに視聴率が最も高くなるというのは、不思議なことだ。 放映の展開が予測される番組の場合は、ここでは除外する。たと…

座学はきつい

6月、「人と防災未来センター」は研修シーズンに入ります。 危機管理室や防災関連部局で働く自治体職員の方が日本中からセンターに来られ、3~4日間、集中講義形式で災害対応に関する最新の知識やノウハウや事例を習得します。わたしのような1年生研究員…

都道府県のスケール感

いまの職場に入って、自治体職員の方と関わることが少しずつ増えている。 そこで気づいたのが、「都道府県」という組織の圧倒的な巨大さ、スケール感だ。 市町村は基礎自治体である。住民にとって、日々の行政サービスのなかで出会うのは基本的に市町村とい…

避難勧告・指示は必要か

豪雨シーズンが近づいている。 雨量が増えると、避難準備・避難勧告・避難指示が市町村から市民に向けて発令される。市民はそれに応じて、もしくはそうした警報を待たずに避難することが理想とされている。 第六十条 災害が発生し、又は発生するおそれがある…

ゴジラKOM雑感

・映画館で涙ぐむのはガメラ対イリスの雲上戦以来だった。・具体的にはラドンの登場からアルゴとの空戦までのシーン。かっこよすぎた。この映画との出会いに感謝した。・製作陣はイリス戦も参考にしてたんじゃないだろうか・本当にラドンかっこよかった・そ…

柔らかい現実と硬い現実

自然災害と戦災を同列に扱うことができるか否か、ということを先週書いた。このときわたしは、復興という観点では同列視できない部分があるという立場をとった。 しかし、個々人の体験という観点においては、自然災害と戦災は共通する部分があるとおもってい…

弟の個展

弟の個展が神戸市東灘区のアートギャラリーでひらかれています。 きょう10日から、6/30まで。 http://street-gallery.net/top/category/upcomming/ 高原秀平展 星のモザイク 2019年6月10日(月)~6月30日(日)9:00~21:00(最終日は15:00まで) 上の写真は京都…

戦災と天災

『月刊社会科教育』という小中学校の社会科の先生を対象とした雑誌が、2011年8月号で「”災害の歴史”と人類の叡智」という特集を組んでいる。東日本大震災の直後の時期であり、社会科教育で災害をどのように扱うかがテーマとされている。 その中に、谷和樹氏…

黒田裕子は二人いる

看護業界で著名な「黒田裕子」さんが同姓同名の2名おられると今先輩から教えていただいて衝撃を受けている。 おひとりは、阪神・淡路大震災で災害看護の分野を切り拓いた黒田裕子さん。2014年に亡くなられた。 おひとりは、北里大学看護学部教授の黒田裕子さ…

防災教育に関する研究はどれくらいのペースで増えてきたのか

Ciniiで「防災教育」で検索し、論文の発刊年次ごとに数を出してみた。 ざっくりグラフにするとこんなかんじ。 査読論文も紀要論文も学会発表も分けずにカウントしている。 また、微妙に重複があるはずだが、おおまかなトレンドを知りたいだけなので除去して…

関東大震災に教育界はどう反応したか(平野・大部2017)

東日本大震災の後、やはり防災教育は大切だということで、ちゃんと学校で防災を教えましょうという方針が国で固められた。(文科省内のページ:学校安全<刊行物>:文部科学省に答申や参考書がまとめられている) 防災教育は東日本大震災(2011年)のあと初…

リテラシー

大多数の人間が自分よりいくぶん愚かであり、読解力や共感能力に欠け、たいてい政治的に不十分な見解を持ち選挙ではいつも間違った選択をしている…と、大多数の人間が思っている。そういう時代であるような気がする。マジョリティとは自分より少し未熟なひと…

そぁそ

翻訳しててキーボードを見ずに「しかし」と打ったら指がずれてて「そぁそ」とワードに入力されてた。ちょっとかわいいだとおもった。But familiar hills are still there.「そぁそ、稜線は以前と変わらず目に親しい。」